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be melted.

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それからしばらくは、メールと電話でのやり取りが続いた。

メールが、電話が来る度に私の想いはどんどん膨らんでいった。

…向こうの気持ちはわからないままだったけれど。



いつの間にか雪は溶け、ふと周りを見渡すと桜がちらほら咲き始める季節になっていた。

私は進級し受験生になった、というよりなってしまった。

出来るならばなりたくなかった。

彼が受験勉強の妨げになるといけないから、とメールや電話の回数を減らすと言って来たのだ。


せっかくの、唯一の楽しみが奪われてしまうようで悲しかった。

私の中で彼はこんなにも大きな存在になっているのに。


連絡のない夜はとても寂しい。

もしかしたら嫌われてしまったのかも、と不安が心を駆け巡る。

私はひとり、そんな思いに駆られながら眠れない夜を過ごした。


来なければいいのに、夜なんて。

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