be melted. |
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話が弾むにつれ、私の緊張も徐々に解けていった。
メールを通じて接していた彼と全く違和感がなかったお陰もあると思う。
こんなに楽しいと思えたのは何時ぶりだろうか。
気が付けば、時計の長針が二周するくらいの時間が経っていた。
夜もいい頃合いに更けて来ている。夜空にはきれいな星も見える。
これ以上話したら電話代が大変なことになっちゃうね、なんて言いながら。
互いの距離を考えると既に大変な状態には間違いないのだけれど。
名残惜しくて、なかなかおやすみが言い出せなかった。
やっとの思いで、おやすみ、と受話器を置いた。
周りに誰もいなくてよかったと本気で思う。
その時の私の顔は、ゆるみっぱなしでどうしようもなかったはずだから。
この胸の痛みは、もしかしたら神様からの合図なのかもしれない。チャンスを逃すな、と。
ここまで苦しくなる程人を好きになることなんてなかったし、これから先どう行動すればいいのかもわからないけれど。
この電話を機に、私は自分の想いを受け入れる決心をした。
投稿者 8kktw2 | 返信 (0) | トラックバック (0)